日本の食糧事情・・・大変だよ~!!

毎日、新聞紙上を賑わしている食品に対する記事・・・
マスコミの報道により食全体の信用失墜で、真面目に生産活動をしている製造業者にとっては死活問題です。
さて、なぜこの様な食糧問題が起こってきたのかを私なり考察してみました。
異論もあると思いますがお許しください。
先ず第一に、日本の食糧自給率の低下が大きな問題で、先進国の中で最低であること。
30~40年前の日本では、その地域で採れた野菜や少しの魚を煮炊きしたもの、味噌汁、少しのお漬け物とご飯などが普通の食事でした。
ところが今では、肉や油ものが主流の欧米風の食生活になっています。
もともと日本の国内で生産されたもので自給できていたのに、今の食事の材料は日本で作られているものはほとんどなくなってしまいました。
ほとんどを輸入に頼っています。また、家庭では食べ残したら『もったいない』と教えられていました。しかし、現在、東京都で毎日捨てられている残飯の量は6000トンにもなります。
ごみの収集車約2000台分の量は、アジアで普通に生活をしている人たちの約500万人分の食事を毎日捨てていることと同じです。
また、インスタント食品は大変便利、しかし防腐剤などの添加物が大量に使用されるようになっています。私たちの免疫低下やアレルギー体質などに苦しむようになったのも、様々な化学薬品漬けの食事をとることが多くなったことと全く無関係ではないのかもしれません。
私たちが、便利で、快適だと思っている生活が、私たちの健康を害し、私たちの未来を奪うことになるのです。
なぜ?・・・政府の減反政策と、欧米風の食生活に変わったこと。流通業界(スーパー)などの廉売競争に大きな原因があります。
減反による主食の自給率の低下・欧米風食生活による肉や揚げ物主体で90%の原料輸入依存。
さらに、毎日のようにスーパーのチラシに載っている50%OFFの価格・・・・外国の安い原料を使用しなければ到底この様な価格設定は無理!!・・・適正価格&適正利潤の欠如!!
さらに、賞味期限・消費期限の法律的解釈の曖昧さ!!・・・たとえば味噌を例にとってみると、本来、味噌は発酵食品で熟成することにより旨みが増すのにスーパーサイドの指示で賞味期限を180日に設定されている。
また、製造から60日以上美味しく食べられる商品でも、30日の賞味期限に短縮させられたり、また、製造側の経時変化試験で10日以上美味しいと判断しいる商品でも、7日に設定5日で店頭から撤去。・・・製造業者の採算割れ回避の偽装と倫理感の欠如の問題。
さらに、消費者の五感の低下と『もったいない』意識の低下。
書き始めると次から次と、きりがありません(*_*)・・・食糧問題の根本から改革していかなければ問題解決にはなりません。現在、世界的に見ると食糧危機に向かっています。食糧輸出国から食糧が日本に入らなくなったら・・・・日本の未来の為にも『もったいない』意識と食生活の改善を・・・マスコミもスクープ合戦では無く、今後の食糧政策をどのようにすべきかを報道してほしいです。
輸入品の全てが悪い訳ではありません。安心・安全の検査を徹底された製品まで、ボイコットしていたのでは、すぐさま日本は食糧危機に陥ってしまいます。中国から輸入される製品でも、殆どが日本の業者側で自主検査を実施して安全確認の後、輸入されていることをマスコミも報道してもらいたいものですネ。
また、作る側の誇りと売る側の良識そして、買い手の・・・・
風評に惑わされない・・・皆さん、賢い消費者になりましょう!!