伝説の島・・・?

チョット気分を変えて、下関の歴史と伝説に纏わる島にスポットを当ててみました。
下関の島は、関門橋側に満珠島・干珠島と巌流島(船島)の二つ、関門海峡と響灘に面している大きな彦島、そして響灘に浮かぶ六連島、蓋井島、角島など多くの島があります。
関門海峡に浮かぶ満珠島・干珠島は神功皇后伝説の中の干る珠・満ちる珠が二つの島になったという伝説があり、また、源平壇之浦合戦時の源氏方の集結場所ともなりました。
巌流島は武蔵小次郎の決闘の場所として有名です。
また、蓋井島は神功皇后が三韓征伐の時、この島の水の池と火の池の二つの井戸を蓋で 覆ったことが島の名前の由来らしく、古来より山の神神事が行われることでも有名です。
今回は関門海峡に浮かぶ小さな島・・・満珠島・干珠島をご紹介します。
満珠 仲哀天皇の妻、神功皇后が辿った跡には様々な伝説が残されています。
大阪の住吉大神の化身である龍神から潮の干満を司る二つの珠を授かった神功皇后は瀬戸内、九州を経て新羅での戦いに赴きます。
そして、朝鮮半島からの帰り、下関市長府の沖合でその二つの珠を海に戻すと、満珠、干珠の島が生まれたと言われています。
古来より詩にも詠まれてきた伝説の聖なる無人島です。
両島には、70科153種を数える亜熱帯原生植物が群生し、その樹林は国指定の天然記念物になっています。
神功皇后を祀る忌宮神社の飛び地境内でもあり、源平合戦最後の決戦である壇ノ浦の戦いで、源義経率いる源氏軍が拠点とした島でもあります。
下関は神功皇后に纏わる伝説が数多く有り、歴史ロマンを訪ねる旅に出掛けてみませんか!!