下関と日銀!!

今回は日本銀行下関支店についてチョットご紹介
日銀は、全国に32の支店を置いています。
多くの都道府県に1店舗ずつありますが、日銀の支店が置かれていな県も少なくありません。
複数の支店が置かれている都道府県は、北海道(札幌、釧路、函館)と福岡県(福岡、北九州)です。
日銀下関支店は、日銀の支店の中でもやや特殊な歴史的経緯を持つ支店です。
下関は、日銀の支店がある街の中でも、日銀にとって特別な街だと言えるでしょう。
下関は、大阪に次いで2番目に日銀の支店ができた町です。
県庁所在地に日銀がなくて、それ以外の町に日銀があるのは、下関と松本だけです。 一旦、日銀の支店がその街から転出した後で、再度設置された例は、下関しかありません。
歴代日銀総裁の中で唯一お札の肖像となった高橋是清が日銀支店長を務めた町は、下関だけです。
関門地域には、下関と北九州(小倉)の両方に日銀の支店がありますが、両店の間の直線距離は僅かに8.9kmです。
日銀の店舗間の距離が日本で一番近いのは、この2店間です。
日本銀行 日本銀行は、明治15年10月10日に開業、同年12月15日には大阪支店を開設しました。下関支店(西部支店)は、大阪以西の金融が円滑に行われるように、大阪に次ぐ2番目の支店として設置されました。
西部支店は、当初、門司に置かれる計画だったのですが、当時の門司はまだ鉄道が開通したばかりで、市街地が形成されていなかったため、当分の間は、門司と同一経済圏を形成していた赤間関市(現下関市)に支店を置くことになりました。
そこで、赤間関市西南部町52-1(現在の南部町19-7)にあった第百十国立銀行(山口銀行の前身)の店舗を買い取り、改築を加えたうえで、明治26年(1893年)10月1日に西部支店として開設し、翌2日から営業を開始しました。初代支店長は高橋是清(後の第7代日銀総裁、第20代内閣総理大臣)でした。
下関は北前船の寄港地であり、大陸の玄関口として大いに栄えていたことが日本銀行が置かれたことでも分かりますが・・・現在は????
さて、現在の支店長は岩下直行さんです。
単身赴任で下関に来られていますが、とても気さくな方です。
お酒が好き、また、文章を書くのが好き、ご実家は栃木の有名なお漬物屋さんだそ~です。
先般の馬関まつりでご一緒することが出来ました。(*^_^*)
昔の下関の賑わいを取り戻す為にも頑張らないと・・・・