国宝功山寺に・・・

新年明けましておめでとうございます。
初詣は地元の生野神社と亀山八幡宮そして功山寺に・・10日には住吉神社での新年祈願祭に参加予定です。
住吉神社-1
下関には国宝の建造物が2件あります。そのうち一つは大内弘世が再建した室町時代初期の建造物で、九間社流造の形式の住吉神社本殿で、応安3年(1370年)厚東氏との戦で戦勝祈願し、社殿を造営したものです。もう一つは功山寺仏殿で1327年の創建と伝えられていましたが、内陣の柱に『元応2年(1320年)卯月5日柱立』の墨書きが発見されました。
鎌倉時代の建造で、鎌倉の円覚寺舎利殿とともに、この時代における唐様禅宗建築の代表的遺構とされ、昭和28年に住吉神社本殿と共に国宝に指定されました。
元々は長福寺と呼ばれており、功山寺となったのは長府藩祖毛利秀元(ひでもと)の菩提寺とされてからです。
また、幾度となく歴史の舞台になったところで、毛利元就に追われた大内義長が自刃した場所であり、明治維新の転機となった高杉晋作が、奇兵隊からも賛同されないまま、伊藤俊輔(の博文)率いる力士隊と石川小五郎率いる遊撃隊ら、わずか80人程度で挙兵した地(功山寺挙兵)でもあり、境内には馬上の高杉晋作像があり、晋作を始め幕末・維新ファンなど歴史ファンが訪れております。
その他、ここには“五卿潜居(ごきょうせんきょ)の間”があり、そこから望む美しい庭園は人々の目を引かせます。
また、境内の裏には長府毛利家墓所、大内義長の墓、坂本竜馬の護衛を務めた長府藩士三吉慎蔵の墓などがあります。
今年は下関の歴史を辿る寺社巡りをして行きたいなぁ~と、思っています。
今年一年宜しくお願い致します。
功山寺功山寺山門-1五卿潜居の間
この写真は功山寺仏殿・功山寺山門・五卿潜居の間です。