高杉晋作ゆかりの地下関の東行庵の菖蒲まつりが6月の第二日曜日に開催されます。
東行庵(曹洞宗清水山東行庵)は、維新の革命児・高杉晋作の霊位礼拝堂として明治17年(1844)に創建されました。
ご本尊は「白衣観音菩薩」です。
初代庵主となったのは、高杉晋作の愛妾おうのさんです。
晋作の死後、明治14年(1841)に曹洞宗総本山永平寺の貫主である久我環渓禅師から得度を受け、「梅処」(ばいしょ)と称して晋作の眠るこの地で菩提を弔うことを余生としたと伝えられており、2代「梅仙」、3代「玉仙」、現在、松野實應兼務住職と受け継がれています。
当初は、晋作の盟友・山縣有朋所有の建物「無隣庵」をあてていましたが、旧藩主毛利元昭をはじめ伊藤博文・井上馨等の寄付で、新たに「東行庵」として建てられ現在に至ります。庵内の仏壇には高杉晋作と共に山縣有朋の位牌も安置されています。
東行庵は花の寺とも言われ、春夏秋冬・・・季節に応じて花木を楽しむことが出来ます。
今年は高杉晋作没後150年回忌にあたり、6月12日は菖蒲まつりが盛大に開催されます。